営業・提案編 ウエディングプランナーが知っておきたい和製英語

ウエディングプランナーは色々なお客様に対応できるようになりたいものです。
特に今はマーケットが大きく変化してきている時期です。
これまで、ウエディングプランナーはホテルや結婚式の専門式場といった、式場に専属するスタッフとして雇用されている形態がほとんどでした。
しかし、最近の結婚世代の様子を見ると、結婚式を挙げないカップルも増えてきており、また予算額や列席者の人数も以前より減少してきています。
代わりに結婚式は挙式を親族だけで挙げて、パーティーを親友を招いて開催したり、家族で海外旅行を兼ねた海外ウエディングに行ったりというカップルが増えてきています。
以前のように新郎新婦に関係するお世話になってきた方々をお招きする結婚式ではなく、家族や親友といった新郎新婦に近しい人たちだけでレストランやカフェを借りて、新郎新婦の門出をお祝いしてもらう、という結婚式が今の主流になりつつある、と見ても良いのではないでしょうか。
そのため、ウエディングプランナーの仕事も働き方も次第に変化してきています。
これまでのように式場施設を持った大型の式場に所属する働き方だけでなく、レストランやカフェのスタッフとして普段は働きつつ、婚礼パーティー等が予約で入っている時は、ウエディング部門の担当として仕事をするウエディングプランナーも出てきていますし、式場に専属するのではなく、ブライダルプロデュース会社のように式場選びからカップルと一緒になって動くウエディングプランナーも増えてきています。
ブライダルプロデュース会社の場合、自社では専門式場を持たずに、数多くの契約・提携先を持つ事で様々な選択肢をお客様に提案することが出来るため、ブライダルプロデュース会社の資産は何かと言えば、最も大きなウェイトを占める資産は「ウエディングプランナー」となります。
ウエディングプランナーがどれだけのスキルを持っているか、どんな業務をこなすことが出来るか、どのような他のウエディングプランナーにはないチカラを持っているかが、そのまま会社の競争力に比例してくるケースが少なくないのです。
提携先を交渉して開拓して行くのも、
提携先でない結婚式開催希望場所と交渉をして結婚式を開催してみせるのも、
お客様を惹きつける魅力的な提案を行うのも、
他所にはないようなお客様にぴったりのウエディングプランを提案するのも、
お客様の予算額の中で満足できる提案をするのも、
全てウエディングプランナーの能力次第なのです。
ブライダルプロデュース会社などにおいては、ウエディングプランナーの存在は、これまでよりもより存在感を増してきていると言えるでしょう。
そのため、例えばブライダルプロデュース会社に所属するウエディングプランナーが留学経験があるなど、英語をビジネスレベルで十分に使いこなせる能力を持っている場合外国人のお客様を積極的に企業として受け入れることが出来るでしょう。
こうしたことは企業としての一つの特色であり、新たなマーケットを開拓する手立ての一つとなるでしょう。
しかし、反対にウエディングプランナーが英語が全くできず、顧客対応ができるレベルにない場合、当然お客様を獲得するのは難しいです。
また、お客様を担当するウエディングプランナーが十分に英語での対応が出来たとしても、他のサポートスタッフが全く英語ができないとなると、結婚式当日のお客様満足度が低くなったり、対応の遅れが目に付くようになったり、と十分な顧客サービスが提供できません。
契約やプレゼンテーションまでできなくても日常英会話程度ができればお客様とコミュニケーションが取れますし、お客様にも安心して頂けます。
そこで、今回も外国人のお客様とコミュニケーションを取る際に恥ずかしい思いをしなくて済むよう、代表的な和製英語をご紹介していきたいと思います。
今回はお客様に「営業・提案」をする際に使いそうな和製英語を取り上げていきたいと思います。
●営業、提案編
・シャープペンシル、シャーペン
我々日本人にとって非常に聞き馴染みのなる言葉「シャープペンシル」略して「シャーペン」。
日常会話の中でわざわざ「シャープペンシルある?」とか、「シャープペンシル貸して」などと言う方も少ないと思います。もうすっかり日本では定着した言葉ですし、文房具売り場でも「シャープペンシル」「シャーペン」の文字が並んでいます。
もうこれを「シャーペン」以外に何か呼び名があるのか、と思うほどです。
ところが、この「シャープペンシル」「シャーペン」は両方とも和製英語です。
英語では、
mechanical pencil
と呼びます。
ちなみに「シャーペン」は思いのほか長い歴史があり、確認されている最古のシャープペンシルは、1791年に沈没したHMSパンドラという船から見つかっています。実際の発明はこれより前に遡ると考えられています。
1822年、イギリスのジョン・アイザック・ホーキンスとサンプソン・モーダンが繰出式「シャープペンシル」を発明し、特許を出願しています。「発明」として確認できるのはここが原点です。
日本には、1870年代後半にアメリカ製やドイツ製の「シャープペンシル」が輸入されるようになった、という歴史があります。
日本で、 mechanical pencil  という名前でなく、「シャープペンシル」が有名になったのは、早川金属工業研究所(今のシャープ株式会社)が筆記具として売り出した「シャープペンシル」の名が一般に浸透した結果と言えるようです。
・ホチキス
これも和製英語ですが、由来は「シャーペン」に似ているかもしれません。
「ホチキス」「ホッチキス」は実は、明治時代に初めてアメリカから輸入された「ホッチキス」が「E. H. Hotchkiss社」のものだったので、そのままその会社名で呼ばれるようになったようです。
英語では、これを
stapler
と呼びます。
「シャーペン」と「ホチキス」が和製英語になった経緯、何となく通じる部分がありますね。
リストアップ
・これはビジネスの場面ではよく聞かれる単語ですね。
営業などの見込み客を整理する時にも使う言葉ですし、もちろん、結婚式に向けてお招きする招待客の「リストアップ」は必ず行うことです。
おそらくウエディングプランナーは外国人のお客様であっても、日本人のお客様相手であっても、同様にこの「リストアップ」を打ち合わせの中でお願いすることでしょう。
さて、この「リストアップ」ですが、日本人のお客様に対しては、「列挙して表に書き出す」という意味で通じますが、
英語では、
list
という表現がこれに当てはまります。
「リストアップ」の「アップ」が入ってしまうと和製英語表現になってしまう、という事を覚えておけば良いでしょう。
list は名詞としても使いますが、動詞でもあるため、
他動詞で「表を作る」「一覧表にする」といった意味になり、
自動詞としては「表に載っている」「列挙されている」といった意味合いになります。
また、同じ意味合いで、
listing または making a list
とも表現することができます。
余談ですが、「ブラックリストに入れる」は blacklist だけで通じます。
結婚式の場面でウエディングプランナーがお客様に「ブラックリスト」などという事を使うことは、日本人のお客様に対しても、外国人のお客様に対してもほぼないでしょうから覚えなくても良いと思いますが、これにも「アップ」を付け足す必要ありません。
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