その他和製英語 ウエディングプランナーが知っておきたいもの

ここまで数回にわたって、ウエディングプランナーがブライダルの現場で使っている、もしくは使う機会がありそうな和製英語表現について見てきました
今日本のウエディング様式の中心となっているのが、欧米式のキリスト教式チャペルウエディングなので、こうした異国の文化が日本に入って来る際には和製英語のような日本人にとって馴染みやすかったり覚えやすかったりする表現に変わっていく事がおそらく多いのでしょう。
「フリートーキング」「フロント」などの和製英語は日本人にとってわかりやすかった、という事で定着した例と言えるでしょう。
また海外では商品名や人の名前として理解されているものが、日本ではそれが一般名詞として通用している「ホッチキス」「セロテープ」などの例もみてきました。
他にも全くその由来を理解しがたい「コンセント」など、私達日本人の生活にすっかり馴染んでいる和製英語についてここまでみて来ましたが、どれもウエディングプランナーが現場で外国人の方々とコミュニケーションを取る際に使われる機会があるであろう表現です。
和製英語である事を認識できれば、使う事を避けることが出来ますし、何故この表現が外国人の方に通じないのか、その理由も理解できるでしょう。
逆に和製英語である事を認識していなければ、何度も一生懸命連呼しているのに何故通じないのかわからない、といった状態になってしまう事でしょう。
あるいは、相手に誤解された状態でコミュニケーションが進んでいる事に気がつかない、という恐ろしい事になってしまいかねません。
正しい英語表現を身につけるためには、語学留学を経験したり、英会話学校などに通ったりするのが一番手っ取り早いでしょうが、普段から多忙を極めるウエディングプランナーとしては、そうした時間を確保するのも本当に大変なことです。
特に留学などは費用もまとまった時間も必要となるため、現役の会場専属ウエディングプランナーには非常に難しいでしょう
英会話学校なども月に何度かの時間を定期的に確保する必要がありますから、忙しいウエディングプランナーにとってはこうした学習スタイルを選択するのも至難の技かもしれません。
最近では、インターネット上でネイティヴの英語講師と会話しながら安価に学習ができる英会話講座などもありますし、無料動画サイトでの英会話講座動画などもあります。
スマートフォン向けの英語学習アプリなどもたくさんありますので忙しい社会人の方々であっても以前よりは英語をマイペースで学習できる機会は増えてきています。
ウエディングプランナーがいかに多忙であったとしても、外国人のお客様と接する機会が多い会場に勤務しているウエディングプランナーであれば、多忙を理由に英会話ができない、と言い訳は成立しません。顧客にとって満足のいくサービスを提供できなくては、企業努力が不足している、という社会的評価を受けてしまうことでしょう。
そのため、忙しいなりにも何とか英語学習をする機会を見つけてスキルの向上に努めていったほうが良いでしょう。
さて、今回はここまでの回で挙げて来ることが出来なかった和製英語について見ていきます。
・スキンシップ
外国人の方々とコミュニケーションを取る際に「スキンシップ」はまず通じる事のない和製英語の1つでしょう。
「肌の船?」みたいな顔をされてしまうかもしれません。それほど通じない表現だと思います。
英語では、
physical intimacy
physical contact
あたりが日本人の「スキンシップ」に近い表現になるでしょう。
“physical intimacy”には恋人同士などのべたべたしたスキンシップの意味合いがあります。
“physical contact”は「体が触れ合う」という意味ですので、「スキンシップ」のほかにも、友達や他人との物理的接触のときも使えます。
Body contact
などもこれと同じイメージです。
調べてみると、「スキンシップ」という言葉は、1953年にWHO(世界保健機関)のセミナーでアメリカ人が使った造語らしく、この表現が日本で紹介されたことがきっかけで、日本全国的に広まったそうです。
・キスマーク
キスも「スキンシップ」の1つかもしれません。
ここからは「キスマーク」について見ていきましょう。
これも日本人にはとても耳馴染みのある表現ですね。
テレビ番組などでも「キスマーク」という表現は出てきますし、国産スポーツブランドの名前にもなっています。
実はこの「キスマーク」。とても英語的表現に聞こえますが、これは和製英語です。
英語では
love bite や
hickey
と表現します。
しかし、「キスマーク」という表現は外国人の方々にも何となく想像がつくかもしれません。ただ、日本人っておもしろい表現の仕方をするんだな、、、と少し変わった目で見られてしまうかもしれません。
ウエディングプランナーがプランニングを行なう際に「キスマーク」がつくような演出をしたり、提案する事は少ないかもしれませんが、覚えておいて損はないでしょう。
・オープンカー
日本ではまず見る事はありませんが、アメリカでは新郎新婦を乗せた「オープンカー」の後ろに空き缶などをつけて披露宴パーティー後に走り去って行く、などというシーンを稀に見ることがあるかもしれません。
日本でも、「オープンカー」に乗って新郎新婦が入退場したりする事も演出の一環としてあります。
さて、この「オープンカー」もウエディングの現場に限らず、日本人にとってかなり馴染みのある表現と言えるでしょう。
車情報誌やクルマ関連の検索サイトをみても「オープンカー」というジャンルが存在するほどです。
しかし、これも和製英語です。
英語では
convertible
と表現します。
クルマが好きな方は convertible と聞けば、「オープンカー」をイメージできるかもしれません。
「オープンカー」仕様のクルマを  「convertible =(日本語表記だと)コンバーチブル」仕様として表記する車両も日本であります。
ちなみに欧州車の場合は cabriolet という表現のほうがしっくりくるかもしれません。日本でも「オープンカー」仕様である欧州車は 「cabriolet = (日本語表記だと)カブリオレ」と表現されています。
これらはクルマが好きなウエディングプランナーにはすぐにピンと来る表現かもしれませんが、クルマに明るくなければ初めてきくような馴染みのない言葉に聞こえてしまうかもしれません。
いずれにせよ、「オープンカー」では外国人の方々には私達日本人がイメージする、あの屋根のない「オープンカー」のイメージは通じません。
ウエディングプランナーとしては演出提案の際に使うことがあるかもしれません。「オープンカー」は日本語である事を覚えておきましょう。
さて、ここまで様々な和製英語を見てきましたが、結婚式の現場ではここではご紹介出来なかった和製英語がまだまだたくさん飛び交っています。
今の日本の結婚式で最も多いスタイルが欧米式のチャペルウエディングなので、それも仕方のないことでしょう。日本に入って来る際に日本人にとって覚えやすい表現で日本に定着した言葉が和製英語となったのでしょう。
西洋料理やドレスなどの衣裳関係は大半が外国由来のものなので、特に注意が必要です。英語だと思っていたらフランス語だった、などというものもあります。
これは和製英語だろうか?と疑問に思ったら一度調べてみたほうが良いかもしれませんね。
まずは資料請求